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院長日記

マッサージについて

2019/05/11

マッサージについて     くすぐったがり屋さんを除いて皆様マッサージを喜んで受ける方は多いと思います。それも10分~15分くらいなら理想的と思いますが30分~60分も揉んでいたら   その時は気持ちがいいかもしれません。しかし  筋肉が炎症を起してくるから  あとで痛くなり逆効果になります。                                                                    

柔道整復師の友人が一時的にマッサージをなりわいとしていました。始めは手で揉んでいたけれども   その人を何回もマッサージしてうちに肘を使わないと筋肉がゆるまない、満足してくれないようになりその結果、最終的にもう限界、自分ではできないから他の人に頼んで下さいということになった。マッサージは一時的な癒しにすぎず治すことはできないという確信をしてカイロプラクティックの世界に進み現在素晴らしいカイロプラクターになっている。                                                                                             例えば仕事で右腕を常に使う職の方の場合上腕二頭筋の疲労で腕が伸びなくなった。これを いくらマッサージしても二頭筋の収縮によって肘関節(骨の構成)のズレが生じ物理的に本来の伸展はできなくなる。筋肉は関節をマタイデ2つの骨についているから(3つの場合もある)正常な関節であれば曲げられる。この場合肘の関節を治しながら二頭筋の緊張を取り除くようにしなければ治らない。つまり、マッサージだけでは肘の伸展はできないと思う。                                                        鍼灸界ではマッサージによって(気の滞りについてのみ有効)一時的に気が流れるから痛みが取れ、血液も押し流されるので気持ちよくなると考えている。その時だけ気持ち良ければいいという方にとっては必要なことです。いつもそのような対症療法をしているから、突然のギックリ腰とか   慢性腰痛でしょうがないという言葉が出てくるのだろうと思います。しっかり脊椎矯正治療(背骨の曲がり・ズレ)をしておけば、急性腰痛や慢性腰痛とはならなくて    たとえ起きたとしても  そのように対応していれば  その頻度が次第に少なくなってきます。 程度によりますが、背骨の曲がった方は治しやすいですが   ネジレのある方は治りにくく長期的になります。患者さんも根気が要ります。

 

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