鍼灸について
2019/04/16
鍼灸についても先人の知恵というか 人間の身体の不思議さ・可能性に驚かされます。 例えば腰の骨の圧迫骨折の患者さんに、尊敬する鍼灸師の先生の打鍼法をその患者さんの了解をもとに施してみた所、17回で全く痛くなくなった。打鍼法は木の鍼を皮膚にあて特殊な槌で軽く叩く鍼法の一つです。 知り会いの大工さんが、仕事中に角材を足の上に落として痛がって足を引きずるようにしてやってきたので、手に鍼を一本だけ刺した所 足踏みして痛くないと言って帰って行きました。
腰痛の患者さんが、明日から出張に行くので痛みを何とかして欲しいと言ってきたので、頭に一本鍼をしたら痛くなったと言って帰った。
私自身の体験としては尿管結石になってレントゲン撮影で12ミリ×7ミリの大きさとわかり手術を考えましたが、鍼灸師である以上鍼をやってみようと自分で一本の鍼を刺した瞬間から激痛が去りそのまま刺激を続けると結石が移動し膀胱から尿道の出口まで操作でき、本当に救われた思いをしました。鍼灸師で良かったとつくづく思い鍼に感謝しています。
このような鍼の不思議さと鍼の刺激に身体が反応して良い方向に向かう理論の面白さがあります。